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アコースティックギターをエレアコに改造

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アコースティックギターをエレアコに改造。

 

初めに

2015年に1957年製のGIBSON LG-2を手に入れました。

このギターにピックアップを取り付けた過程を解説していきます。

GIBSONビンテージギターにピックアップを取り付けた

このギターをこれからライブで使おうと思っていますがこのギターには当然ピックアップ(以降PUと表現します)は付いていまん。     
とりあえず以前から所有していたエルアールバックスのM1 Activeのエンドピンジャックを3.5mmに変更してギターに穴を開けることなく使用していました。
LG-2のエンドピン。
LG-2のエンドピンを抜いた穴にはめる事の出来る3.5mmのエンドピンジャックと3.5mmのギターシールド。

穴を開けるに至った経緯

この様にギターに手を加える事なく使用していましたがなんとも音がさえない、メインで使っているK-YAIRIと比べ物にならないくらい音が悪い。

そこでK-YAIRIは何が使って有るか調べてみました。

↓K-YAIRI YW1000カスタム

結果、使われていたのは、

LRバックスのE ELEMENT ACTIVE SYSTEM-VMCでした。

K-YAIRIのこのギターは皆から良い音がすると言われている。

よしこれを付けよう

しかしここで問題がこのPUはエンドピンジャックとプリアンプが一体でエンドピン穴に12mmを開けないと取り付けれない。

一応ビンテージギターすごく悩みましたが最終的には12mmの穴を開ける事にしました。

それではPUの取り付け方法を写真をもとに解説していきます。

L.R.BAGGS E ELEMENT ACTIVE SYSTEM-VTCの取付

ピエゾタイプのブリッジの下に入れるPUです。K-YAIRIで音は実証済み。

 

このPUのメーカー説明

典型的なアンダーサドルタイプのピックアップは弦の圧力に依存したサウンドになりますが、このElementは、サウンドボードの実際の動きをリアルタイムに反映するように設計されています。

ピックアップの中心には、わずか2千分の1インチの厚さの柔軟なフィルムセンサーがあり、ギターの最も繊細なニュアンスを拾います。

直接的な弦の圧力ではなく、ギターのトップ板のモーションをトラッキングすることで、アンダーサドルタイプにありがちな不快なアタック音が抑制され、比類のないダイナミックレンジをもたらします。

ピックアップのミニマムな構造は、ギター本来の音響特性への影響を押さえピックアップとギターの間の密接な結合を可能にし、最高の忠実度を実現します。

エンドピンジャック穴開け

エンドピンを抜くと8mmの穴が開いています。この穴を埋めなければ同じところに12mmの穴があけれない。10mm位の板を探しこの穴に入る様にカッターナイフで加工し、穴にこの木を埋め込みました。これで12mmキリで穴あけといきたいところですが真っすぐに開く保証は無いです。
エンドピン穴を中心にマスキングテープを貼り、穴センターに目印をつける。マスキングテープは穴を真っすぐ開ける事が出来るドリルガイドを両面テープで貼る時の保護)
ドリルガイドに養生テープを貼り、その上に両面テープを貼る。後で両面テープを剥がす必要がある時は物に両面テープを直接貼らない様にした方が良い)
ドリルガイドのセンターを開ける穴位置のセンターに合わせて張り付ける。
ドリルガイドを案内に木工用キリで穴を開ける。これで真っすぐな穴を開ける事が出来る。
穴あけ後(綺麗に穴が開きました)
木工用ドリル

先端に円錐状のねじ(先ねじ=誘導ねじ)を持っていて、外周から切り込む為バリの出ない綺麗な穴を開ける事が出来る。

ブリッジ溝穴あけ

ブリッジ溝の両側に2.5mmの穴を斜め45°ぐらいの角度で開ける
ピエゾは巾2.5mm厚ミ0.7mmほどの平たい物でブリッジ溝の両端に開けた穴にギター中側から入れもう一方の穴に10mm程入れブリッジの下に敷く様に取り付けます。

ボリューム取付座面修正

ボリューム基盤(黄色)をサウンドホールの内側に張り付けるのだがブレージングの段差がある為、段差をなくすために段差分の薄い板を張り付ける(赤線形状)

ブリッジ修正

ブリッジ下にピエゾが入る為、ピエゾ分の厚みブリッジを薄くする。弦高を気にしなければ不要です。
ブリッジに0.7mmの線を入れる
バイスで固定しやすりで削る。最後は平な面にペーパーを置いて削った面が平面になる様にペーパーをかける。

最近見つけたナット&サドルサンダーです。

これが有ればサドルをしっかり平面に仕上げる事が出来ます。

PU本体取付

エンドピンジャック取付はサウンドホールから手をいれてエンドピンジャックを12mmの穴に入れるのだが中々入らない。

その為、12mm穴側から細長い物を入れそれにエンドピンジャックの先端を入れ案内しながら入れると簡単に入る。

内側のネジを調整してエンドピンジャックが8mm程出る様に調整する

座金、ネジで固定。写真の様に空回りしない様にエンドピンジャック本体を固定してネジを締め付ける。
ピエゾを裏から入れ先端10mm位を45に曲げもう一方の穴に曲げた部分を入れる
ピエゾが収まった状態
ピエゾを通したら配線固定金具でピエゾを固定する。
ボリューム基盤の両面テープのシールを剥がして貼り付け。(私はピッガード側に付けましたがピッキングの激しい人は反対側が良いと思います)
電池BOX取付用のマジックテープをネック裏に張り付ける
ブリッジを入れて完成。ブリッジの方向を間違えない様に注意(通常6弦側が多く出っ張る)

後は通常に弦を張る。

以上で完成です。

今まで同じPUを4本のギターに取り付けましたが、かなり個体差が有り出力の音量にバラツキがあるようです。

個々にボリュームで対応可能なので問題は無いとは思います。

最後に

この記事がPU取り付けをされるあなたに少しでもお役に立てば幸いです。

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