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アコースティックギターを0フレットに改造

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アコースティックギターを0フレットに改造。

 

初めに

1970年代に0フレットの有るアコギを使ってた。(その時代は多く有った)

0フレットが使いやすいので2012年にK.YAIRIの名器YW-1000をカスタムで0フレット仕様で作成。

手持ちのギターも0フレットに改造できないかと思い、ネットで検索していたらZero-Glide ナットシステムなる物を発見。

これは、良い物を見つけたと早速AMAZONで購入し、改造を試みた。

その改造の過程を書いてみました。

0フレットとは。

通常はナットが0フレットになるのだが、その横にフレットを打ち込んだ構造を言う。

 

改造対象ギター

改造ギター :K・YAIRIの2000年G-1F

0フレット改造キット :Zero-Glide ナットシステム マーティンタイプ用 

改造キット選定

Zero-Glide ナットシステムには5種類あり、選定は1弦と6弦のピッチを測り決める。

ここでは慎重に決めたい。

私は2回注文した物が合わなくてAMAZONに2回も返品に応じてもらった。

ギター用37.5mm
ギブソン用36.5mm
テイラー用35.7mm
フェンダー用34.8mm
マーティン用34.5mm

間違えた経緯

最初は1~6弦のピッチを気にせずギター用を注文した。

ギター1~6弦ピッチ34.8mmに対し37.5mmで全然合わなかった。ここで初めてピッチが有る事を知り、次にピッチだけ気にしてフェンダー用を頼んでしまった。

届いてびっくり、形状が全然違う。

更に再注文でマーティン用を注文。

ようやく作業にかかる準備が出来た。

この間にAMAZONに2回返品依頼した、さすがに2回目は気がひけて「もし可能で有れば返品お願いします」と付け加えた。

しかしすんなり返品に応じてもらえた。さすがAMAZON

 

改造開始

ナット外し

ギターから弦を外し、ギターをハードケースに入れてナットに木などの柔らかいもの当てハンマーで木を叩きナットを外す。
ナットは軽く接着して有るだけなので簡単に外れる。

軽く叩く

ナットを外した状態

ネック形状にフレットを合わせる

ネックにフレットを合わせてみて、形状が違えばフレットをネックに合わせる。

フレットのカーブが大きく作ってあるからまず合わない。

バイスに挟んで軽く叩きネックのカーブに合わせる。

フレットの長さを合わせる

ギターに合わせてケガキを入れやすり等で切断して端面を滑らかに仕上げる。

 

ナット形状合わせ

購入したナットの形状をギターに合わせて削る。

 

 

削る部分(赤)

ナットに削る分のケガキを入れる

 

ナットを削る。

 

ここで役に立ったのが以前に購入していたナットサンダー。

これにセットするとナットの削る部分が水平にセットされ容易に削る状態に出来る。

 

ナット完成

 

ナットにフレットを接着する

ナットとフレットを接着してギターに合わせた状態

ナット接着

 

良い状態に仕上がったのでギターにナットを接着する。

接着の注意点

瞬間接着剤を使用して軽く2点ぐらいで接着する事。

後で外せる事を意識して接着する事。

弦張り、試奏(完成)

 

開放弦で弾いても弦が2フレットに触れる事もなく、押さえやすい弦高になって大満足、改造して良かった。

最後に

 

カスタムで注文したK・YAIRIのYW-1000の0フレットです。

 

0フレットだとはっきり分かりますが、今回の0フレットはじっくり見ないと分かりません。

0フレットのメリットは確実に有るのですから、ギターメーカーもこの方法の0フレットを取り入ればと思います。

多少の道具は必要ですが、今回約2時間で改造出来ました。

興味のある方はやっみたらどうでしょうか、ギター本体には何の手も加えません、やって駄目なら元に戻せますから。

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