エレアコ後付けPUの電池残量測定器の自作
後付けPUエレアコの電池残量確認は弦を緩めて電池を外して測定する必要があります。
そこで外さずに測定できる良いものを探して購入したのですが、使えませんでしたので自作する事にしました。
使えなかった製品
KEITH MCMILLEN ( キースマクミラン ) / Batt-O-Meterと言う物でエレアコ、エフェクターの電池を外すことなく電池残量を測れるものです。
本体から出ているプラグをエフェクターやエンドピンジャックに差し込んで本体のスイッチを押すと電池残量が表示されるものです。
測定の原理
エフェクターのジャックはステレオジャックを使用してプラグを差し込むとRingとSleeveが短絡して電源が入るようになっている
このRingとSleeveの間の電圧を測定すれば大体の電圧が分かる。
他にも機能はありますが、割愛します。
私が使えなかっただけで決してこの測定器を批判しているのでは在りません。
後付けのPUの測定ができない理由
後付けのPUに多いのが、例えばピエゾとコンデンサーマイク等の2個使いのピックアップだとTipとRingの両方から別々に出力出来る様にしてある。
そのためRing端子をスイッチ用に使用できなく別にスイッチ専用端子が設けてある。
電圧を測定するにはスイッチ専用端子とSleeve間を測る必要がある。
ですからRingとSleeve間で測定するBatt-O-Meterでは当然測定できないのです。
測定器の自作
測定方法
モノプラグのTipがジャックのスイッチに触れるところまで差し込みスイッチとSleeve間の電圧を測定する。
製作
測定の原理が分かり自分で作れそうなので自作してみました。
まあ自作という程の物ではないですが。
モノプラグに配線をしてそれをテスターで電圧測定するだけです。
テスターは現在500円程で購入できますしモノプラグも400円程度で購入できます。
使っていない標準プラグがあればそれを使用すれば安く上げる事も出来ます。
このテスターは電池測定専用に標準プラグをテスターリード線に直接はんだ付けしました。
測定方法
測定はプラグを奥まで差し込むのでなくTipがスイッチに触れるところで止める様にする。
2本ともLRバックスのE ELEMENT ACTIVE SYSTEM-VMCを使用しています。
約9mm手前で測定できました。
エフェクターの測定
エフェクターに関して、私はZOOMのを1台しか持っていませんので確かな事は言えませんがこの方法で測定できました。
最後に
1000円程の材料代で電池測定が出来ますので、試してみては如何でしょうか。