防音室

防音室に換気扇は絶対必要だ。

防音室に換気扇が必要である理由。

 

防音室は完全な密閉状態です、小さな防音室に於いては換気をしないと短時間で酸欠を起こす可能性があります。

私は1.4畳ほどの防音室を自作しましたが換気扇は絶対必要だと思い最初から設置しました。

なぜ換気が必要か

 

密閉状態の防音室内で人が呼吸をする事により酸素が消費され二酸化炭素が増えていきます。

酸素濃度が18%、二酸化炭素濃度が3%になりますと危険な状態となります。

この危険を回避する為に防音室は換気をし新鮮な空気を取り込む必要が有ります。

換気無しで危険になる時間

 

私の1.4畳の場合の計算をしていきます。

防音室内酸素量

 

防音室サイズ(内寸) 縦1,400×横1,600×高1,920
内容積(空気量) 4300リットル
酸素量(21%) 903リットル
酸素量(18%)危険 774リットル
二酸化炭素(3%) 129リットル

酸素を129リットル使用すると酸素濃度は18%になる

最大酸素摂取量の平均と二酸化炭素排出量

 

最大酸素摂取量(㎖/㎏/分) 男性 女性
20歳代 40 33
30歳代 38 32
40歳代 37 31
50歳代 34 29
60歳代 33 28

私は70歳なのでこの表にないですが気持ちは若いので60歳代で計算します。

1分間の酸素消費量は 33*60kg(体重)=1980mlとなります。

二酸化炭素排出量 219ml/分

 

酸素、二酸化炭素濃度が危険になるまでの時間

 

酸素    129リットル÷1.98リットル≒65分

二酸化炭素 129リットル÷0.219リットル≒589分

たったの1時間ほどで危険な酸素濃度になり、歌えば更に酸素使用量も増え時間はもっと短くなります。

二酸化炭素に関してはかなりの時間が有り問題にならないと思います。

換気扇選定

 

高性能の防音室では換気扇の騒音もきらわれ、別の方法を使われるところもあります。

一般的には遮音性能が良くて騒音が低い換気扇のパナソニックや三菱のロスナイが使われます。

私はヤマハの防音室にも使用されている定番のロスナイを使用しました。

ロスナイ換気扇

 

ロスナイ(三菱)換気扇は本来は室内の熱を外に逃がさない換気の為のエレメントが使用されているのですが、このエレメントが空気の振動を伝えにくくし、また音を吸収する働きもあるため、遮音効果が必要な防音室には最適です。

型番 VL-12JV-BE

 

取り付けたロスナイの性能

 

一番安価な物を選択しました。(現在はデザインが変わっています)

型番 風量m3(/h) 遮音性能(平均)
VL-08S2 33.3db
排気
43 24
給気
37.5 21
騒音(db)
32 19.5

 

ロスナイの詳細技術マニュアル

防音室容量は4.3m3ですから10分強で空気が入れ替わる事になり十分な能力が有ります。

 

ロスナイ取り付け

 

最低でも次の4点が必要になります。

本体
取り付けパイプ
フード
電源コード

取り付けは壁にΦ120の穴を開ける必要がありこの作業が大変ですが後は割と簡単に出来ます。

騒音を考え本体は防音室の外側に取り付けました。

メーカーの据付説明書

最後に

 

防音室での録音時にエアコンは音が大きくて切りますがロスナイ換気扇の音は気になりません。

防音室に換気扇を取り付ける作業自体少ないと思いますが多少の参考にでもなればと思います。