防音室 PR

2畳本格防音室DIY用図面完全公開

記事内に商品プロモーションを含む場合があります

2畳サイズの防音室DIY用図面を公開します。

 

最初に

挑戦してみませんか

!2畳防音室がDIYなら20万円以下で製作可能!

2畳の防音室を手に入れようとすると中古でも30万円以上、新品だと約100万円~150万円もかかります。

DIY出来る環境であれば20万円以下で本格的な2畳防音室を手にいれる事が出来ます。

1.4畳防音室をDIYで製作したノウハウをもとに2畳用の製作過程、詳細図面,費用明細を作成しましたので公開します。

1.4畳防音室製作での延べ日数は約2ヵ月(土日作業が主)でした。

ギターでの弾き語りをやっていますが、防音室を早く作れば良かったと後悔しています。

一度挑戦してみませんか。

写真は、1.4畳防音室製作時の物を参考に使っています。

ダウンロードは最後尾に有ります。(2D CAD図追加しました。)

概略図

遮音性能

同構造の1.4畳防音室での実測値です。

約Dr-40 ですが、スマホアプリによる素人測定ですので、2畳防音室の遮音性能の数値を

保証するものでは有りません。

特に製作に於いて隙間は禁物です、隙間が有ると遮音性能が大きく落ちることになります。

概算費用

約180,000円(エアコン含まず)

エアコンは絶対に取り付けたほうが良いです。

品名サイズ・規格数量単価金額
石膏ボード9.5mm*3*6124185,016
12.5mm*3.*6155287,920
有孔ボード5mm*3*6122,00024,000
べニア12mm*3.*631,6504,950
吸音材(ロックウール)425*t55*2880*9枚入26,59013,180
遮音シート940*t1.2*10M23,5907,180
タイベック1m*50m15,3005,300
木材角2*4(38*89)1,82034001,200
木材角2*6(38*140)1,82031,0803,240
木材角60*602,000141,00014,000
木材角60*303,0003476526,010
木材角25*251,82035001,500
木材角20*29002150300
サウンドカット18kg111,55011,550
アクリル板t4*200*30028581,716
遮音コーティングGB03351,1005,500
木工ボンド750g27521,504
グレモンハンドル(左勝手)H86VSET111,00011,000
抜差し丁番10032,0006,000
ドアパッキン中空D型1899899
コースレッド一式10,00010,000
ロスナイ換気扇 SETVL-08S3115,00015,000
隅金平横45002,000
合計178,965

構造

木枠で下地を作り室外側を遮音シート、9.5mm石膏ボード12.5mm石膏ボードで遮音し木枠の中にロックウールを詰めて吸音する構造です。

室内側は有孔ボードを張り吸音効果を増しています。

構造図

床製作手順

木枠製作

1820*910を2個製作

材料は木材角60*60と角60*30を使用します。

石膏ボード張り付け

木枠に9.5mm石膏ボードを木工ボンドで貼り付ける

9.5mm石膏ボード全面にサウンドカットを塗布し12.5mm石膏ボードを貼り付ける

石膏ボードと木枠をコースレッドで固定する(300ピッチ程度

床設置

防音室設置部にタイベックを敷き、その上に防振ゴムを敷く。

床枠2個を反転して防振ゴムの上に置きコースレッドで2個合体する。

遮音シート張り付け

9.5mm石膏ボードに遮音シートをタッカーで張り付ける。

木枠の中に吸音材(ロックウール)を敷き詰める。

*吸音材をカットするとき、直接肌に触れない様にする。(細かな繊維が皮膚に刺さりかゆくなるので予算が許せば、痒くならないライズウールを使用する方が良い。ただし金額はロックウールの5倍程)

この写真はライズウールを使用しています。

12.5mm石膏ボード、べニア張り付け

有孔ボード張り付け

壁の分控えて有孔ボードを貼り付ける(コースレッドのみで貼り付け)

壁製作手順

木枠製作

左2個 右2個 後2個 前2個 製作

石膏ボード、遮音シート張り付け

室外側に床同様な方法で9.5mm、12.5mm石膏ボード張り付け、室内側に遮音シート張り付ける。

ドアブロック製作手順

ドア枠製作

コーナークランプを使い確実に直角を確認しながら作り上げる。

室内側の4コーナーに直角平金を取り付ける。

ドア作成

覗き窓部に透明アクリル板を張り付ける

グレモンハンドル取付用の穴を開ける。

20キリを開けるとき段差が有るので宛木を用いて開ける。

丁番取り付け

ドアとドアの隙間を確保しながら丁番を取り付ける。

丁番は一番上だけをつけて確認し、良ければ下2か所を取り付ける

レベルを出して立てて製作すると丁番取り付け調整作業がしやすい。

石膏ボードはこの段階では張り付けない。

天井製作手順

木枠製作

天井部は持ち上げる為、軽くなる様に4分割している。(20kg/個)

石膏ボード、遮音シート張り付け

室外側に床同様な方法で9.5mm、12.5mm石膏ボード張り付け、室内側に遮音シート張り付け。

壁組付け手順

最初の壁取り付け

床の側面にガイドの木を取り付けそれに壁を立てかけて垂直レベルを確認し壁下と床をコースレッドで固定する。(壁と床の間は遮音コーキングを塗布して隙間が出来ない様にする。

 

 

壁、ドアブロック取り付け

最初に取り付けた壁に順次壁を取り付けてすべての壁ドアブロックを取り付ける。

天井設置

 

天井を順次乗せ、コースレットで固定する。

遮音シート張り付け

壁に遮音シート張り付け

ドア石膏ボード張り付け

ドア室外側に12.5mm石膏ボードを2枚張り付ける。

あらかじめ窓覗き部分はあけておく。

石膏ボード室内側に遮音シートを張り付ける。

グレモンハンドル取付

ドア枠に取り付けるストッパーは取付面を削りドアの引き寄せ具合を調整する。

後程5mmの有孔ボードを貼るのでその分見込んでストッパーを取り付ける。

グレモンハンドル詳細

この図は右勝手で使用するのは左勝手になります。

ハンド角芯は角11*160mmになります。

 

電気配線

照明用、コンセント用配線を行う。

外部からコードを取り込む孔をこの段階で開ける。エアコン設置もこの段階で配管孔と取り付け部にべニアを張り付ける。ここだけ先に吸音材を敷き詰めておく。

参考配線

吸音材敷き詰め

壁、ドア、天井に吸音材を敷き詰める。(タッカーで固定)

こちらが参考になります⇨吸音材設置方法

タイベック張り付け

壁、ドア、天井にタイベック(不織布)をタッカーで固定。

有孔ボード張り付け

壁、ドア、天井に有孔ボードをコースレッドで張り付ける。

ドア部は一旦グレモンハンドルを外しておき、張り終わってから再度取り付ける。

コンセント部は穴を開けてから張り付ける。

照明、コンセント取付

照明とコンセントの配線をする。

ドアシール張り付け

ドアの当たり面全体にシールゴムを貼り付ける。

 

インテリア

床はタイルカーペットを敷くと良い。

棚を作る場合はラック支柱を使うと便利です。

図面ダウンロード

開く時にメッセージが出た場合

詳細な木取りと部品図(PDF)

2d cad図面(DXF)

費用明細と部品表(Excel)

主な材料

 

 

最後に

お一人の方にでもこのブログを参考に防音室を作って頂けたら幸いと思います。

宜しければこちらもどうぞ↓

自作防音室・エアコン付きの製作記録

防音室にエアコンは絶対必要だ

防音室に換気扇は絶対必要だ

防音室内の音響機材