導入文
ZoomやMicrosoft Teamsでオンライン会議をしていると、突然「相手の声が途切れる」「自分の声がブツブツ切れる」「ロボットのような声になる」といった症状が起きることがあります。
音声トラブルは、ZoomやTeamsそのものだけでなく、インターネット回線、Wi-Fi、Bluetooth、Windows 11の設定、PCの負荷など、さまざまな原因で発生します。
私の環境でも、Bluetoothイヤホンを使っている時だけ音声が途切れることがありました。最終的に有線イヤホンへ変更したところ症状が改善し、Bluetooth接続が原因だったことが分かりました。
この記事では、Zoom・Teamsで音声が途切れる場合に、初心者でも原因を切り分けられるよう、確認する順番に沿って対処法を紹介します。
まず「自分側」と「相手側」のどちらが原因か確認する
最初に確認したいのは、音声トラブルが自分の環境で発生しているのか、相手側で発生しているのかという点です。
- 全員の声が途切れる → 自分側の回線やPCを確認
- 特定の1人だけ途切れる → その相手側に原因がある可能性
- 相手全員から「あなたの声が途切れる」と言われる → 自分のマイクや通信環境を確認
- 自分だけ相手の声が聞きにくい → 自分のスピーカー・イヤホン・通信環境を確認
この切り分けを最初に行うと、必要のない設定変更をせずに済みます。
Zoom・Teamsで音声が途切れる主な原因
音声が途切れる場合は、主に次のような原因が考えられます。
- インターネット回線が不安定
- Wi-Fiの電波が弱い、または混雑している
- Bluetoothイヤホンやヘッドセットの接続が不安定
- Windows 11のマイク・スピーカー設定に問題がある
- Zoom・Teamsで使用する音声機器が正しく選択されていない
- PCのCPUやメモリ使用率が高い
- バックグラウンドで大容量通信が行われている
原因を一度に探そうとせず、以下の対処法を上から順番に試してみてください。
対処法1:インターネット接続を確認する
Zoom・Teamsの音声が途切れる場合、最初にインターネット接続を確認します。
Webサイトを開いて極端に表示が遅くないか、同じネットワークにつながっているスマートフォンなどでも通信が不安定になっていないか確認してください。
また、オンライン会議と同時に次のような通信を行っている場合は、一時的に停止してみましょう。
- 大容量ファイルのダウンロード
- クラウドへの大量アップロード
- Windows Update
- 高画質動画の視聴
- 別のPCやゲーム機による大容量通信
インターネットの「速度」が十分でも、通信が瞬間的に不安定になると音声が途切れる場合があります。
対処法2:Wi-Fiの接続状態を改善する
Wi-Fiを使用している場合は、ルーターとの距離や電波干渉によって音声が途切れることがあります。
特に2.4GHz帯は、Bluetoothや家電製品などの影響を受ける場合があります。
次の方法を試してください。
- Wi-Fiルーターに近い場所で会議をする
- 可能なら5GHz帯のWi-Fiを試す
- ルーターとPCの間にある障害物を減らす
- 可能なら有線LANへ切り替える
仕事などで長時間オンライン会議をする場合は、可能であれば有線LAN接続が最も安定しやすい方法です。
対処法3:Bluetoothイヤホンを一度外してみる
BluetoothイヤホンやBluetoothヘッドセットを使用している場合は、一度Bluetooth機器を使わずに確認してみてください。
PC本体のスピーカー・マイク、または有線イヤホン・有線ヘッドセットに変更して音声が安定する場合は、Bluetooth接続が原因だった可能性があります。
私の場合はBluetoothイヤホンが原因でした
私の環境では、Zoom・Teamsを使用している時にBluetoothイヤホンだけ音声が途切れる症状が発生しました。
最初はインターネット回線を疑いましたが、有線イヤホンへ変更したところ音声が安定しました。
このように、回線の問題に見えても、実際にはBluetooth機器が原因ということがあります。
対処法4:Windows 11の音声設定を確認する
Windows 11で使用するマイクやスピーカーが正しく選択されているか確認します。
- 「スタート」をクリックします。
- 「設定」を開きます。
- 「システム」→「サウンド」を開きます。
- 「出力」で使用するスピーカーまたはイヤホンを確認します。
- 「入力」で使用するマイクを確認します。
複数のマイクやイヤホンが登録されているPCでは、使用する予定ではない機器が選択されていることがあります。
Bluetoothイヤホン、Webカメラ内蔵マイク、PC内蔵マイクなどが複数表示される場合は、実際に使用したい機器を選択してください。
対処法5:Zoomのオーディオ設定を確認する
Zoomを使用している場合は、Zoom側でもマイクとスピーカーを確認します。
- Zoomを起動します。
- 「設定」を開きます。
- 「オーディオ」を開きます。
- 使用するスピーカーを確認します。
- 使用するマイクを確認します。
- スピーカーとマイクのテストを行います。
ノイズ抑制などの音声処理を変更している場合は、設定を変更して症状が改善するか確認してください。
設定項目はZoomのバージョンによって表示や名称が変更される場合があります。
対処法6:Teamsのオーディオ設定を確認する
Microsoft Teamsでも、使用するマイクやスピーカーが正しく選択されているか確認します。
Teamsの「設定」から音声・デバイス関連の項目を開き、使用するスピーカーとマイクを確認してください。
Windows 11では正しく設定されていても、Teams側で別のマイクが選択されていることがあります。
特にUSBマイク、Bluetoothイヤホン、Webカメラなど複数の音声機器を接続している場合は注意してください。
対処法7:PCの負荷を確認する
CPUやメモリの使用率が高くなっていると、映像だけでなく音声が途切れる場合があります。
Windows 11では「Ctrl」+「Shift」+「Esc」キーを押してタスクマネージャーを開き、CPUやメモリの使用状況を確認できます。
会議中に必要のないアプリが多数起動している場合は終了してください。
特に次のようなアプリはPCへの負荷が大きくなる場合があります。
- 動画編集ソフト
- ゲーム
- 多数のタブを開いたWebブラウザー
- バックアップ・同期ソフト
- 大容量ファイルを処理しているアプリ
対処法8:ルーターとPCを再起動する
ここまで試しても改善しない場合は、PCとWi-Fiルーターを再起動してみましょう。
長期間ルーターを再起動していない場合、一時的な通信不具合が再起動によって改善することがあります。
ルーターを再起動する場合は、使用している機種の説明書やメーカーの案内に従ってください。
夜だけZoom・Teamsの音声が途切れる場合
昼間は問題ないのに夜になると音声が途切れる場合は、利用時間帯によるインターネット回線の混雑も考えられます。
特定の時間帯だけ毎日のように発生する場合は、PCやZoom・Teamsの設定だけでなく、インターネット回線側も確認してみてください。
よくある質問(FAQ)
Q1. Zoomで相手の声だけ途切れるのはなぜですか?
自分のインターネット回線やWi-Fi、スピーカー・イヤホンなどが原因の可能性があります。ただし、特定の相手だけ途切れる場合は、その相手側の通信環境やマイクが原因の場合もあります。
Q2. 自分の声だけブツブツ切れる場合はどうすればいいですか?
マイク、Bluetooth接続、Wi-Fi、Zoom・Teamsで選択されている入力デバイスを確認してください。有線マイクやPC内蔵マイクへ一時的に切り替えると原因を切り分けやすくなります。
Q3. インターネット速度が速くても音声が途切れることはありますか?
あります。オンライン会議では単純な通信速度だけでなく、通信が安定していることも重要です。Wi-Fiの電波が不安定な場合などは、十分な速度が出ていても音声が途切れることがあります。
Q4. BluetoothイヤホンはZoomやTeamsに向いていませんか?
Bluetoothイヤホンでも問題なく使用できます。ただし、周囲の電波状況やPCとの相性などによって接続が不安定になる場合があります。音切れが発生する場合は、有線イヤホンへ変更して比較すると原因を判断しやすくなります。
まとめ
Zoom・Teamsで音声が途切れる場合は、次の順番で確認すると原因を切り分けやすくなります。
- 自分側と相手側のどちらで発生しているか確認する
- インターネット接続を確認する
- Wi-Fiの状態を確認する
- Bluetooth機器を外して試す
- Windows 11の音声設定を確認する
- Zoom・Teamsのオーディオ設定を確認する
- CPUやメモリの負荷を確認する
- PCやルーターを再起動する
特にBluetoothイヤホンやWi-Fiを使用している場合は、一度有線接続へ変更して比較すると原因を見つけやすくなります。
一度にすべての設定を変更するのではなく、一つずつ変更して音声が改善するか確認するのがポイントです。
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