導入文
Windowsでは、画面上でアプリを使用していないときでも、さまざまな「サービス」がバックグラウンドで動作しています。
サービスはWindowsを正常に動作させるために必要なものが多い一方、インストールしたソフトによって追加されたサービスなど、現在は使用していないものが動作している場合もあります。
不要なサービスが多数動いていると、環境によってはCPUやメモリなどを使用することがあります。
この記事では、Windowsで動作しているサービスを確認し、不要なサービスを安全に停止する方法を初心者向けに解説します。
Windowsの「サービス」とは?
Windowsのサービスとは、ユーザーが直接操作していなくてもバックグラウンドで動作するプログラムです。
たとえば、
- Windows Updateに関係する処理
- ネットワーク接続
- セキュリティ機能
- 印刷機能
- Bluetooth
- ソフトウェアの自動更新
- 周辺機器の管理
など、さまざまな機能がサービスによって動作しています。
Windowsの起動と同時に開始されるサービスもあります。
サービスとバックグラウンドアプリの違い
サービスとバックグラウンドアプリは似ていますが、同じものではありません。
バックグラウンドアプリは、インストールしたアプリが画面に表示されていない状態でも処理を続けているものです。
一方、サービスはWindowsやソフトウェアの機能を裏側で支えるために動作します。
そのため、サービスのほうがWindowsのシステムに深く関係している場合があります。
分からないサービスをむやみに停止しないことが重要です。
方法1:「サービス」画面から確認する
Windowsには、現在登録されているサービスを一覧表示できる管理画面があります。
手順1:「ファイル名を指定して実行」を開く
「Windowsキー+Rキー」
を同時に押します。
「ファイル名を指定して実行」が表示されます。
手順2:「services.msc」と入力する
入力欄に、
services.msc
と入力します。
「OK」をクリックします。
手順3:サービス一覧を確認する
「サービス」画面が表示されます。
ここでは、
- 名前
- 説明
- 状態
- スタートアップの種類
などを確認できます。
「実行中」と表示されているサービスは、現在動作しているサービスです。
サービスの「スタートアップの種類」とは?
サービスには「スタートアップの種類」という設定があります。
主な設定は次のとおりです。
自動
Windowsの起動時などに自動的にサービスを開始します。
Windowsの重要な機能で使用されている場合があります。
自動(遅延開始)
Windowsの起動直後ではなく、少し時間を置いてからサービスを開始します。
Windows起動時の負荷を分散するために使われることがあります。
手動
必要になったときにサービスが開始されます。
常に動作しているとは限りません。
無効
サービスを開始できない状態にします。
必要なサービスを「無効」にすると、Windowsやアプリの機能が正常に使用できなくなる可能性があります。
方法2:不要だと分かっているサービスを一時停止する
サービスを停止する場合は、最初から「無効」にするのではなく、一時的に停止して問題がないか確認する方法がおすすめです。
手順1:対象のサービスを確認する
サービス一覧から停止したいサービスを探します。
必ずサービス名と「説明」を確認してください。
手順2:サービスのプロパティを開く
対象のサービスをダブルクリックします。
サービスのプロパティ画面が表示されます。
手順3:「停止」をクリックする
「サービスの状態」が「実行中」になっている場合は、
「停止」
をクリックします。
サービスが停止します。
手順4:Windowsやアプリの動作を確認する
サービスを停止した状態で、普段使用しているWindowsの機能やアプリに問題がないか確認します。
問題が発生した場合は、サービスを再び「開始」してください。
「停止」と「無効」の違い
サービスの設定では、「停止」と「無効」を混同しないように注意しましょう。
「停止」は、現在動いているサービスを一時的に止める操作です。
Windowsを再起動したり、必要な条件がそろったりすると、再び開始される場合があります。
一方、「無効」は、そのサービスが起動しないようにする設定です。
初心者の場合は、いきなり「無効」に変更するのではなく、まず「停止」で影響を確認するほうが安全です。
停止しないほうがよいサービス
サービス一覧にはWindowsの動作に必要なものが多数含まれています。
特に、
- Windows Update関連
- Windowsセキュリティ関連
- ネットワーク関連
- ユーザーアカウント関連
- Windows Audioなど音声関連
- Microsoft Defender関連
- Windows Event Logなどシステム関連
については、理由が分からないまま停止・無効化しないようにしましょう。
「名前を見ても何のサービスか分からない」という場合は、そのままにしておくのが安全です。
比較的確認しやすいのは後から追加されたサービス
不要なサービスを探す場合は、Windows標準サービスよりも、後からインストールしたソフトに関連するサービスを確認するほうが安全です。
たとえば、すでに使用していない、
- プリンター関連ソフト
- メーカー独自のユーティリティ
- ソフトウェアのアップデートツール
- 周辺機器管理ソフト
- バックアップソフト
などに関連するサービスが残っていることがあります。
ただし、サービスを直接無効化するより、そのソフト自体が不要ならアンインストールするほうが適切な場合もあります。
サービスを停止するとWindowsは速くなる?
不要なサービスを停止することで、メモリ使用量やバックグラウンド処理が減る場合があります。
ただし、最近のWindowsではサービスが必要に応じて開始される仕組みも使われているため、サービスを大量に無効化しても大幅な高速化につながるとは限りません。
むしろ必要なサービスを無効化すると、
- インターネットにつながらない
- 音が出ない
- Windows Updateが動かない
- 周辺機器が使用できない
- アプリが起動しない
などのトラブルにつながる可能性があります。
高速化だけを目的として、多数のサービスを一括して無効化するのは避けましょう。
パソコンが重い場合はタスクマネージャーも確認する
サービスを変更する前に、何がパソコンの負荷になっているのか確認することも重要です。
「Ctrl+Shift+Escキー」でタスクマネージャーを開くと、
- CPU
- メモリ
- ディスク
- ネットワーク
などの使用率を確認できます。
CPUやメモリをほとんど使用していないサービスを停止しても、パソコンの動作が大きく改善する可能性は低くなります。
まず負荷の原因を確認してから対処しましょう。
サービスを変更して不具合が出た場合
サービスを停止したあとにWindowsやアプリの動作がおかしくなった場合は、変更したサービスを元に戻します。
「Windowsキー+Rキー」を押し、
services.msc
と入力してサービス画面を開きます。
変更したサービスをダブルクリックし、「開始」をクリックしてください。
スタートアップの種類を変更していた場合は、変更前の設定に戻します。
そのため、サービスの設定を変更するときは、変更前の設定をメモしておくと安心です。
まとめ
Windowsでは、多くのサービスがバックグラウンドで動作しています。
サービスを確認するには、
「Windowsキー+Rキー」→「services.msc」
から「サービス」画面を開きます。
ただし、サービスにはWindowsを正常に動作させるために必要なものが多数あります。
分からないサービスを「無効」にするのではなく、不要だと判断できるサービスだけを対象にし、最初は「停止」で影響を確認するのがおすすめです。
パソコンを軽くしたい場合は、サービスだけでなく、スタートアップアプリやバックグラウンドアプリ、CPU・メモリの使用状況もあわせて確認しましょう。
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