毎年の確定申告で、もっとも時間がかかる作業のひとつが
「医療費集計フォーム(iryouhi_form_v3)」への入力 です。
家族が多い
通院先が多い
薬局の領収書が大量にある
こういったご家庭ほど、
人名・病院名を毎回入力する手間 に悩まされます。
私自身、10年以上 e-Tax を使って申告してきましたが、
医療費入力だけは毎年「どうにかならないか…」と感じていました。
この記事では、医療費入力をラクにするための
最も効率的なワークフロー、領収書管理のコツ、Excelを使った時短方法 をまとめています。
医療費入力が大変になる理由
医療費集計フォームは、
同じ人名を何度も入力
同じ病院名・薬局名を何度も入力
区分も毎回選択
と、反復作業が非常に多いことが負担の原因です。
また、フォーム側には文字数制限もあり、
入力ミスが起きやすいこともストレスになります。
医療費入力を効率化するポイント
10年以上医療費集計を続けて分かったのは、
Excelの前段階で「管理方法を整える」ことが一番重要ということです。
● 封筒で “家族ごと” に領収書を分類する
これだけで入力時の迷いが減り、作業スピードが一気に上がります。
● 病院・薬局ごとにホチキスでまとめる
病院単位でまとめておくと、入力作業が非常にスムーズになります。
● 月1回だけ入力する
月末に 10〜15分で入力するだけ。
確定申告の時期にまとめてやるより、圧倒的にラクです。
Excelを活用すると “劇的にラクになる理由”
医療費入力は、次の構造が多くの負担を生んでいます。
何度も同じ名前を入力する
毎回同じ病院名を打つ
区分の入力でミスが出る
入力量が多い家庭ほど時間がかかる
Excelで 人名・病院名を登録しておき、選ぶだけで入力できる ようにすると、
これらの負担がすべて解消されます。
さらに、
医療費集計フォームへ一括転記できれば、提出用データ作成が一瞬で終わります。
e-Tax 送信までの “最短ルート”
作業効率が大きく変わるポイントは次の3つです。
● 医療費集計フォーム(iryouhi_form_v3)を年別に保存
フォルダ例:
● e-Taxに提出するのは Excel ではなく「医療費集計フォーム」
Excel側は提出不要。
転記後のフォームをアップロードするだけです。
● 添付書類のアップロード → 送信
入力内容の確認 → 送信で完了です。
“たくさん入力する家庭ほど” 時間短縮の効果は大きい
夫婦+子供の4人家族
通院回数が多い
薬局利用が多い
こういった家庭では、
手入力作業だけで数時間失っているケースも珍しくありません。
医療費入力は毎年必ず発生する作業なので、
一度仕組みを整えれば来年以降の負担は大幅に減ります。
医療費入力を「さらにラクにするExcelシステム」について
この記事では “医療費入力を効率化する考え方” を紹介しましたが、
実際に私が10年以上の経験から作り上げた
医療費入力の専用Excelシステム があります。
特徴は以下の通りです。
人名・病院名を事前登録できる
ドロップダウンから選ぶだけで入力完了
医療費区分は自動補完
文字数制限チェックつき
医療費集計フォーム(iryouhi_form_v3)へ一括転記
VBAパスワードなし → 自由に改造OK
📘 Excel 医療費入力システムは note で公開しています
興味がある方は、こちらから詳しい内容をご覧いただけます。
note版では、
Excelファイルのダウンロード
使い方マニュアル
エラー対処方法
など、実務で使える内容を詳しく掲載しています。
関連リンク
最後に
医療費入力は
「正確に」「毎年必ず」行う必要がある作業 です。
だからこそ、一度仕組みを作ればその効果は何年も続きます。
この記事が、
あなたの確定申告を少しでもラクにするヒントになれば嬉しいです。
Excel版ツールに興味がある方は、以下からどうぞ。
ここ10年ほど、私は e-Tax を使って確定申告をしています。

