導入文
Access VBAを使っていると、
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途中でエラーが出て動かない
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実行時エラーの意味がわからない
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いくつも試してもうまくいかない
といった場面に何度も遭遇します。
特に実務で使うコードほど、思わぬエラーに足を止められてしまいます。
本記事では、Access VBAで実務でよく起きるエラーの原因と対策を、チェックリスト形式でまとめて解説します。
「あるあるミス」「原因」「解決策」をひとつずつ確認するだけで、多くのトラブルが回避できます。
「型が一致しません」エラー
よくある原因
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Null値をVariantで受けている
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受ける変数の型が違う
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Nz関数が使われていない
対策
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Nz関数でNullを回避する
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明示的に型変換する(CInt, CLngなど)
👉 詳細 → 「型が一致しません」エラーの正体を理解する
64bit環境で動かない
よくある症状
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API宣言でコンパイルエラー
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Long型→LongPtrが必要
対策
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PtrSafe を付ける
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LongPtr を使用
👉 詳細 → Access 64bitでVBAが動かない時のチェックリスト
Null関連で止まる
よくある原因
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フォームTextBoxがNullになる
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RecordsetのフィールドがNull
対策
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Nz関数を使う
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IsNullチェックを入れる
TextBox.Valueが取得できない
よくある原因
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フォーカスが移る前に値取得している
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イベントがBeforeUpdateになっている
対策
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AfterUpdate イベントに変更
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フォーカスの制御を見直す
👉 詳細 → TextBox.Valueが取得できない原因と対処
Clipboardが扱えない
よくある原因
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API依存で64bitエラー
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SendKeys依存の不安定処理
対策
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VBA内で完結できるClipboard処理を使う
👉 詳細 → Clipboardを扱う最も簡単な方法(64bit対応・API不要)
Excel連携でのオブジェクトエラー
よくある症状
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エクセルオブジェクトがNothing
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保存できない
対策
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CreateObject を使う
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Set Nothing を必ず記述
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保存パスを確認
👉 詳細 → Excelへセル指定で出力する方法
フォルダ操作でエラー
よくある原因
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Dirのパス指定ミス
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権限問題
対策
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フルパスで指定
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デバッグ出力で確認
👉 詳細 → フォルダ内ファイル一覧出力方法
ListBoxが更新されない
よくある原因
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Requery を忘れている
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RowSource の指定ミス
対策
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Me.ListBox.Requery を入れる
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RowSourceType を確認
👉 詳細 → ListBoxにデータを表示する方法
DoCmd エラー
よくある原因
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指定オブジェクトが存在しない
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クエリ名のミス
対策
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オブジェクトの存在チェック
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名前のスペル確認
イベント順序で悩む
よくある原因
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AfterUpdate / BeforeUpdate / Current の違いが分からない
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イベント内で処理タイミング不足
対策
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イベント順序を整理
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Debug.Print で順序確認
エラー対応を安定させるポイント
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Option Explicit を使う
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変数宣言を必ず行う
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Null安全を徹底する
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64bit対応を意識する
これだけ守ると、エラーはぐっと減ります。
まとめ
Access VBAで実務で遭遇しやすいエラーは、
パターンと原因が決まっていることが多く、
ひとつずつチェックしていくことでスムーズに解決できます。
まずは上のチェックリストを順番に確認し、該当する記事や解説を参照してください。
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